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京急新1000形1800番台

機械工学科1年 7103番 新林 雅彦

1. はじめに

 京急電鉄では、2015年度の新1000形新造車(15次車)の大幅な車両デザインの変更が行われた。これは2010年に廃車となった旧1000形のような構造を持つ貫通路を設置し、4両固定2編成を連結し8両編成とした際に互いに乗り移ることができるようにできるようにし、フレキシブルな運用に対応できるというものである。2017年8月現在、2016年3月竣工の1801,1805号編成、同年10月竣工の1809号編成の3編成を保有している。


2. 従来車との変更点

 6〜14次車のような片側部分に貫通扉を設置した丸みを帯びた前面から旧1000形や1500形のように左右対称3枚窓構成の前面デザインとなった(写真1)。側面の窓配置などの従来車との変更点はないが、窓まわりが白色でラッピングされ、登場時の2000形や1000形アルミ車のようなデザインとなった。8両貫通編成とするため前面中央の貫通扉には幌を装着して連結することにより車両間での行き来ができるようになっている(写真2)。
 また、乗務員室仕切扉は幌貫通時に貫通仕切扉となる関係から引き戸に変更され、窓が下に100mmほど拡大されている。このため、非常脱出用梯子の収納スペースが運転台背後の客室に張り出し、先頭車の定員が118名から117名となった。
 車内や床下機器類に大きな変更点はないが、急行灯と尾灯がLED化された。その他、SR化に伴い運転台コンソール右前方部に車上情報管理表示装置が取り付けられた。




写真1 従来車(左)と1800番台(右)




写真2 幌を装着した状態


3. 運用

 1801,1805号編成は2016年3月に営業を開始し、3月下旬に行われた貸切運転以外、暫くは非貫通の4+4で日中のエアポート急行や4連で増結車や普通車の運用に就いていたが、5月中旬より幌を付け8両貫通編成として運用するようになった(写真3)。貫通化後一週間程は線内のみでの運用が多く朝ラッシュのみ運転のB特急や、日中の泉岳寺〜三崎口を往復するA快特などの運用に充当されていたが、次第に直通先の都営、京成、北総線に乗り入れる運用にも充当された(写真4)。7月上旬に貫通は解除され、1809号編成登場後も2017年8月現在に至るまで8両貫通編成では運用に就いていない。




写真3 増結運用に就く1801号編成




写真4 アクセス特急で成田空港にも乗り入れた


参考文献
  • 【KEIKYU WEB】京急電鉄オフィシャルサイト 車両デザインを変更した新1000形(貫通形・1800番台)を導入!2016年3月より運行予定  2017年8月参照
    http://www.keikyu.co.jp/company/news/2015/20151222HP_15146NN.html
  • [鉄道ピクトリアル2017・8月臨時増刊号【特集】京浜急行電鉄] pp.288-289


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