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メトロ16000系(4次車)について

短大 ものづくり・サイエンス総合学科1年 7044番 染谷 宥之

1. はじめに

 16000系とは、6000系の後継車両として2010年より千代田線に投入された車両である。2011年には鉄道友の会ローレル賞を受賞した車両でもある。この記事では、その中でも最近登場し始めた4次車について紹介する。


2. 従来の16000系に比べて一目で分かる違い

 4次車は3次車までに比べて大きな進化を遂げた。まず、外見については塗装の変化が何といっても特徴的である。3次車までは「緑、黄緑、白」の帯であったが、白が黄色に変更されている。内装については、大きな変化が二つある。一つは、つり革の色が灰色から水色に変更されているということ。もう一つは、従来1編成につき2両に設けられていたフリースペースが、10両全てに設けられているということである。また、走行音に関しても従来に比べて全体的に静かになったように感じられる。決定的な違いは、発車直後と停車直前の音だ。是非、動画サイトで聞き比べてみてはどうだろうか。




写真1 我孫子駅停車中の16000系(4次車)




写真2 ピカピカの車体とパンタグラフ周辺機器


3. 気付きにくいが進化した点

 前照灯や客室灯でLEDが本格的に導入されているということや、行先表示器には3次車までは種別部のみにフルカラーLEDが採用され、残りの部分は白色LEDだったものが、この形式では全ての部分にフルカラーが採用されている。また、省電力化にも力を入れ続けている。


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